2017-11

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リリカル・マエストロのつぶやき その四

JS    最初からお父さんのレッスンは厳しいものになりがちで、あなたにとっては辛いものだったと思いますが、それはどのようなものでしたか?


USK   はい。音楽でもスポーツでも何でも良いのですが、本当に没頭しない限り、何をするにせよ一人前の男として父を超えるのは不可能でした。そして先生や指導者の仕事とは生徒一人一の生活を理解する事、もう一つは彼らが必要なものを与えて成長させる事、これらの両方を観ることです。父には沢山の生徒がいて私の周囲には演奏家もいました。自分の置かれた立場は理解していましたが、私は彼らより上を行っていなければならなかったのです。そうするには彼ら以上の更なる努力が必要でした。


JS    しかしお父さんは只背中を押しただけでは無く、あなたには厳しく接したのですね?


USK    はい。時には肉体的に厳しく、時には感情的に厳しかったです。


JS     どのようにですか?


USK    手が出るのは当たり前でした。


JS     お父さんから日常的に体罰を受けていたのですか?


USK    いえ。どれくらい身体的な傷害を受けたかとかそういった話ではありません。(笑) しかし父が本気で怒った時もありましたね。私にとって穏やかな事では無かったです。


JS     お父さんは気難しい人でしたね?


USK     はい。とても。師匠である時間は特に。


JS     お父さんのヴィラヤット・カーン氏は天才で気難しい人だったのですね。


USK     そうです。またこの話になりますが......気難しい人とは性格の歪んだ気狂いである必要は無いのです。良い意味でも悪い意味でも。でも彼はいつも.....


JS       夢想家でしたか?


USk     勿論! (笑)


JS      天才芸術家や音楽家とは気難しく夢見がちですからね! (笑)


USK     少々の気難しさなら良いって意味です。 御存知のように既に板に付いた人格はそう変わるものではありませんからね。 


JS    先程レッスンの身体的な話が出た時に感情的な話にも言及されましたが、それはどういったものでしたか?


USK    再び話を戻します。生徒にとって心理的や感情的な面で自分自身が見えてる部分、それは多分一割程度です。他の9割は何故一晩中座って練習するのか?何の為に公の前で演奏したりするのか?など、自身に立ち向かったり、問い質したりする事なのです。


JS    それはあなたの人生にとって重要な部分のひとつですね。


USK    お願いですから私だけだと思わないで下さい。どんな人でもそうなのです。限りある広大な人生においては沢山の山や谷があります。あなたが子供の頃にもね。(笑)


JS    話を続けましょう。ラヴィ・シャンカルやアリアクバル・カーンの師であるウスタッド・アッラウディン・カーンの事ですが、彼もまた気性が激しく彼らを木に縛りつけたりとかしたそうですが....

USK    ・・・・・(笑)

JS     あなたもそれらの話は知っていますね?

USK    はい。 時々彼らの逸話はそれを語る人によって誇張されますが、私達全員、誰でも上手く行かない時はあるものです。

JS    あなたのお父さんはあなたに高い期待をかけていたのでしょうか、それとも威圧していたのでしょうか?

USK    両方です。その両方ですよ。もし威圧しない人物だったならウスタッド・ヴィラヤット・カーンやパンディット・ラヴィ・シャンカルにはなれません。その辺の平凡な奏者です。そうです。彼は支配者でしたよ。彼の人格は激しく劇的でした。

JS      それはあなたの家族関係にも影響を与えましたね?

USK    そうです。

JS      あなたは18歳の時に家出したそうですが

USK     何故なら私もまた激しく劇的だったのです。(笑) 

JS      あなたも早くからそうだったのですか? 

USK    私達の間にあった相違の軋轢は・・・・・私が反抗したのは父に対してでは無く、家のしきたりに対してでした。何故私がそうなれないのか、何故そうなりたいのかという。

JS      遡って2004年以前の家族関係はどうでしたか?

USK    素晴らしいものでした。最期の10年間父と共に時を過ごしました。本当に素晴らしく愛おしい時間でした。私達は一緒に旅をしてコンサートでも沢山共演しました。昔のあの時は人生における短い低迷期です。父にとっても私にとってもです。

JS     それでは青年期のそれらの家族関係の問題は解消されたのですね?

USK    ....はい。それらはまだ時々悪夢として出てきますが....(笑) すっかり解消しましたよ。

JS     私達はお父さんのヴィラヤット・カーン氏の激しい気性だとかそういった事ばかり話していますが、私が言っておかなくてはいけないのが、あなた自身はごく普通の気性の方だという事です。 

USK     (笑) 私はそのように見えるかも知れませんが、私にも気難しい所はあります。自慢できる事ではありませんけど。でも人生が私に与えてくれたものにとても感謝しています。そういった事にもっと焦点を当てて行きたいですね。

JS     少し休憩を入れましょう。その後にもう少しあなたの音楽と他の事について大きな頭から聞いてみたいと思います。





剛田 武(以下GT) なーんだジュジャール!この野郎ー!ブン殴ってやるーー!!

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プロフィール

MitchieBlackmore

Author:MitchieBlackmore
20世紀末期からシタールを通じて
インド音楽を学んでいます。

98年からインドにてシタールをデバシーシ・サニャル氏、モニラル・ナグ氏に師事。2004年より自らも居を名古屋近郊に移し名古屋市在住のアミット・ロイ氏に師事し研鑽を積む。{銀の旋律}や毎年行われる門下生のコンサート{月音}等に参加。


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どうぞよろしく。

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ライブ情報

日時11月26日(日)開場17:00/開演17:30 入場料 1,000円(中学生以下無料)会場 揚輝荘(南園) 聴松閣 多目的室〒464-0057名古屋市千種区法王町2-5-17 地下鉄 覚王山駅より徒歩10分 主催 北インド古典音楽研究会 ご予約・お問い合わせ  fukusuke911@nifty.com (会場に駐車場はありません)

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