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2018-09

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秋風五丈原 その弐

哭いて馬謖を斬り

死せる孔明、生ける仲達を走らす

中秋の名月の中、契りを結んだ三人は一路江戸に向かうのだった。



ウスタッド・シュジャート・カーン東京公演最終日。

個人的にとても楽しみにしていた公演だ。



開演15分押しでスタートしたステージに純白の衣装を纏って現れたUSKサーブとタブラのアルナングシュ・チョウドリ氏。

USkサーブは大きい人であった。体も心も器も大きい人に感じた。



「・・・先日の公演で私は悟りました。日本の聴衆の皆さんは私達の古典音楽を聴く姿勢と態度が既に出来上がっているので、今日は普段私達がインド国内で行う様な長めの演奏を披露してみたいと思います・・・。」


といった内容のUSKサーブの冒頭のMC。思わず拍手が起きる。それに柔かに微笑むUSKサーブ。

そうしてラーグ・ラゲシュリーの演奏は始まった。




チューニングからしてもう演奏は始まっている。
彼はそれをさりげなく感じさせる。



タブラのチョウドリ氏はアラープの最中でもマイム的に既に伴奏を始めていた。
二人の間には信頼関係とUSKサーブに対する深い尊敬の念を感じさせる。
フォースが強いなぁ・・・



凄い。

手抜きや誤魔化しが一つも無い。

全部ハードなストロークから音が出てる。

でもそれはダークサイド・フォースを使ったものでは無く、鳥の羽ばたく様な心地の良い音だった。

マイハール・ガラナじゃなくてイムダッド・カーニーを志す者だったら恋に落ちて当然だと思う。




アラープ、ジョール。ジャラ、ティンタールのガットでガッツリ90分位演奏していただろうか。

デザートはバイラヴィ系のフォークチューン。個人的には{ラジョ・ラジョ}が聴きたかったけど、ラゲシュリーの後ではメジャー調のそれでは引き立たなかったのかも知れないが、これも絶品。アンコールは無く公演はスパッと終わりを告げた。


usk.jpg

会場から出てきたUSKサーブを待つ人に紛れて一枚写真を撮った。
笑顔が素敵な人だった。


サイン会ではファンの名前を一人一人聞いて名前を書き込んでいたのだが、私の番になるとUSKサーブからはその声はかからなかった。私のダークサイド・フォースを感じてだろうか。記念撮影も望めば可能だったが、サインに応じてもらって握手して貰っただけでも充分に満足していた。


彼はサインもかっこよかった。
ちゃんと月のマークも入っていて敬虔な回教徒である事を感じさせた。



夜の秋風が心地よかった。




つづく





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