2017-11

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からくれないに みずくぐるとは 

朝起きると頭痛がした。

思い当たる原因はあのウイスキーの白割りの缶のみだ。やはり色々混ぜて呑むとロクな事が無い。




6年ぶりにオビジット・ベナルジーさんが来日してから濃い日が続く。

名古屋公演後に挨拶するとバッチューダーの(たぶん)いつもの突然の思い付き節が炸裂する。



「金曜日ホームコンサートやる!あなたと、あなたと、あと誰弾く?」







ああ、金曜日......何故その日に。

Oさんの休みの日。他に代わって仕事する人いるんだろうか?

土曜日なら問題ないのに。そっちなら来れる人だって増えるだろう。

火曜日に主催されたインド料理店の食事会で本人に尋ねてみる。



「オビジットさん!いつ帰るんですか?」

「土曜日だよ。」





急病になろうか。仮病を使うか? (先日本当に風邪だったのに)

はたまた両親に病気になって貰うか? やはりどれも気が進まない。



「御相談があります。金曜日だけ18時上がりにして貰えないでしょうか?」

「しょうがないね。」






理解ある上司のいる職場をこの日ほど有り難く思った事は無い。









衣装に着替えた私にオビジットさんが一言。




「ドーティ着る時は白い下着にした方が良いよ。」





やっぱこのおじさんは最高にお茶目だった。







コクがあるのにキレがある

ビールのキャッチコピーがオビジットさんには似合う気がする。

それと音の洪水。いくらでも水量や速さを調節出来る音の洪水。

私はまだまだそれに押し流されている。




もっとグダグダになりたかった。

水流をジャンプして川上りして産卵を終えたサケみたいに。







2007年11月 



MB  私がインドで初めて見た古典のプログラムでタブラを叩いてたのが、あなただったんです。十年程前にベナレスで。サントゥールのタルン・バッタチャルヤとシャハナイ奏者とビクラム・ゴーシュとオビジットダーでした。

パンディット・オビジット・ベナルジー(以下PAB)

PAB  ああ・・・(本人も覚えていた様子で)あのシャハナイ奏者はアリアーメド・フセイン・カーンだよ。
 
MB  バイオリンも演奏されるとプロフィールにありましたが、誰から習ったんですか?

PAB シシルコナ(シシルコナダル・チョウドリー)だよ。今はタブラの方が忙しくなってしまってやっていないけどね。

MB  煙草は吸わない方だと勝手に思ってました。(笑)

PAB  ああ、家では吸わないよ。主にこうして海外でツアーしている時だけかな。昔ジャーナリストの仕事をしていた事があってね。その頃から始まったんだ。

MB  あなたのお気に入りの奏者は誰ですか?

PAB やはりニキル・ベナルジーだね。お気に入りなのは彼ただ一人だ。私にとって本当に彼は特別なんだよ。ラヴィ・シャンカールとも演奏するけど、彼もその事は知っているよ。日本に来る前アメリカでシヴジー(シヴクマール・シャルマ)とツアーしていたんだけど、彼も音楽と人に対する姿勢はいつも本当に素晴らしいよ。

MB  ラヴィ・シャンカールの娘のアノーシュカとは演奏した事はありますか?

PAB  いや、無いね。

MB  プルバヤン・チャッタルジーについてどう思いますか?

PAB  うん、彼は上手いよ。良いプレイヤーだけど私にとって本当にお気に入りはニキル・ベナルジーだけだよ。

MB  ニキル・ベナルジーさんについて何か逸話を話してくれませんか?

PAB  あれは、カナダに行った時。一緒にナイアガラの滝を見に行ったんだけど彼はしぶきでズブ濡れになりながらも歌を歌っているんだ。(笑)彼は何処でもいつも歌を歌っていたよ。

MB  あなたの歌う様なテーカーはどの様に修得されたのでしょうか?

PAB  音楽の基本は歌なんだよ。私もタブラより歌から学び始めたしね。それが色濃く残っているんだろうね。特にパルウィーン・スルタナが私の伴奏を気に入ってくれるんだ。

MB  今日は本当にありがとうございました。

PAB  こちらこそありがとう。ばっちゅーさんは君達に良く教えてる様だね。



2013年 4月


帰宅して思った事が一つある。

私はもう5年も6年も待ちたくは無い。

悔しさの賞味期限は長くない。たまには報われないと。







オビジットさんの歌うバイラヴィが心に沁みた。

器楽奏者に納まらないトータルな意味でのアーティストがそこにいた。



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MitchieBlackmore

Author:MitchieBlackmore
20世紀末期からシタールを通じて
インド音楽を学んでいます。

98年からインドにてシタールをデバシーシ・サニャル氏、モニラル・ナグ氏に師事。2004年より自らも居を名古屋近郊に移し名古屋市在住のアミット・ロイ氏に師事し研鑽を積む。{銀の旋律}や毎年行われる門下生のコンサート{月音}等に参加。


甘党B型+α

どうぞよろしく。

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ライブ情報

日時11月26日(日)開場17:00/開演17:30 入場料 1,000円(中学生以下無料)会場 揚輝荘(南園) 聴松閣 多目的室〒464-0057名古屋市千種区法王町2-5-17 地下鉄 覚王山駅より徒歩10分 主催 北インド古典音楽研究会 ご予約・お問い合わせ  fukusuke911@nifty.com (会場に駐車場はありません)

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