2017-11

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像神の影  その弐

JS      ありがとうございました。美しいですね。


UAK    ありがとう。


JS     ここで少しサロードについてお話を聞きたいのですが、何本の弦が張られているのでしょうか?


UAK    私のは19本です。


JS     指板は金属製ですね。


UAK    11本の共鳴弦と指板は金属製です。区切られたフレットは存在しません。


JS     シタールとは違いますね。


UAK    その通りです。シタールとは対照的です。


JS     フレット無しでどのように正確に音を出すのですか?


UAK     いつも指を何処に置くのか把握していなければなりません。何故なら一瞥しただけでは解らないのですから。


JS     貴方は指を使うのでしょうか、それとも爪ですか?


UAK    爪です。シタールはギターの様に指の腹を使いますが、もしサロードで指の腹を使うとこんな風になります。  

(楽器で実演してみせる。 音にサスティーンは無くブツブツと途切れる)



JS    余り良い音では無いですね。



UAK   そうです。まるでラバーブの様な音です。ラバーブはこんな風な音です。父は爪で弦を押さえる事を重要視しました。ここにインド音楽の声楽の表現を持ち込むと....例えばこんな風に


(コブシの効いた旋律を歌いながら実演してみせる)


長く上昇する音も....


(同じ様に楽器で実演してみせる)


基本的にこの楽器はギターの一種です。ギター、サロード、バンジョー、イランやアラブのウードなどは全て同じルーツです。


JS   あなたのお父さんのハフィズアリ・カーンやババ・アッラウディン・カーンは伝説的なサロード奏者ですが、貴方自身もサロードの奏法に変革を起こしましたね。もっと詩的で表情に富んだという意味ですが、どのようにそれを成されたのでしょうか?


UAK    それは私の父や先達の素晴らしい方々の祝福のおかげです。しかし私はいつも父の演奏だけを真似しようとして来ました。彼の様な音が出したいのです。


JS    そう質問した理由は、ほとんどの演奏家は若い頃は主に右手の練習に重きを置くと思うのですが、しかし貴方の演奏は左手の動きに重きを置いたものに見えます。そのような方法にした理由は何故ですか? 今見せて頂けませんか?貴方が何故先述の奏法に至ったのか解る様に。



UAK    確かに始めた頃は右手の練習に重きを置くでしょう。例えばこんな風に。

(楽器で実演してみせる)


かってはこんな風に練習しました。基礎に基づいた力強いストロークで音もはっきりと大きく出せる様に。これらを意識しないでラーグ・ブパリを演奏するとこんな感じになります。


(実演してみせる)



....私はいつも楽器を通して歌いたいのです。 それだけが唯一の違いですね。






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プロフィール

MitchieBlackmore

Author:MitchieBlackmore
20世紀末期からシタールを通じて
インド音楽を学んでいます。

98年からインドにてシタールをデバシーシ・サニャル氏、モニラル・ナグ氏に師事。2004年より自らも居を名古屋近郊に移し名古屋市在住のアミット・ロイ氏に師事し研鑽を積む。{銀の旋律}や毎年行われる門下生のコンサート{月音}等に参加。


甘党B型+α

どうぞよろしく。

アバル・デカホベ

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ライブ情報

日時11月26日(日)開場17:00/開演17:30 入場料 1,000円(中学生以下無料)会場 揚輝荘(南園) 聴松閣 多目的室〒464-0057名古屋市千種区法王町2-5-17 地下鉄 覚王山駅より徒歩10分 主催 北インド古典音楽研究会 ご予約・お問い合わせ  fukusuke911@nifty.com (会場に駐車場はありません)

演奏依頼、リクエスト、その他問い合わせは下記からどうぞ。

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