2017-11

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ガット・イン・エーク・ソー・タール その参

JS   では{最愛のもの}についての話に戻りましょう。古典のサントゥールという意味ですけれども、サントゥールの音色について話を伺いたいと思います。サントゥールの音色には落着きと静寂を感じますね。


SVK    私はそれらの良質の音色について今まで沢山実験を重ねて来ました。良質の音色とは楽器から来るものではありません。また、技術を駆使したこれら二本の撥から来るものでもありません。それはここからやって来ます。(と胸を指す)


例えば私がこのように弦を打つとします。(力強く弦を打つ)


私が甘く囁くとします。(撫でる様に弦の表面を打つ)


その想いはここから来ます。(再度胸を指す)


これらは沢山の修行、練習、学習、思考を必要とします。



JS      古典の楽器や音楽はリラクゼーションや治療やヨガなどに通じる要素を持っていると思うのですが。


SVK     私が演奏旅行をしている時に出会った人々から私の音楽を瞑想や病院での治療に使ったりしていると聞いて驚きました。多くの外科医から聞きましたが、手術中に私の音楽を使うと患者が安静にしているのだそうです。


JS      シヴジー、あなたの音楽が瞑想的で治癒的である話をされましたが、{創作}と言えば良いのでしょうか、あなたの創作された新しいラーグ・アンタルドワニを聴いた時も同じ事を思いました。あれはどのように沸き起こったのですか?


SVK     私は100個ものラーグが既存すると思っています。音楽家の生涯をかけてもそれら全てを習得するのは不可能です。いいところで10個、20個、30個程度でしょう。

では新しいラーグを創作する動機とは何でしょうか? それはどのように起こるのか? それは新しいラーグを作曲しようと意図して起こるものではありません。私はそう信じて来ました。

先ほど私の音楽が瞑想に使われている話をしましたが、それについて私なりに思いを馳せてみました。一体それらの聴衆達は私の音楽を通じて何を捜しているのだろうと。

ある日練習で私があるラーグから他のラーグへと調律をしている最中にこの音階を発見しました。それはとても良い響きを持っていました。それを数日演奏してみて思ったのはこのラーグを演奏しているとまるで自分自身の内側に深く入って行く感覚がしたのです。

これを録音してみようとレコード会社のMusic Todayに話をすると快諾してくれました。録音の後に彼らはラーグの名前を尋ねてきましたが、私はまだ名前を付けていませんでした。OK、これを演奏した時に自身の内側に入ってゆく感覚があったのでその響きから私は{アンタルドワニ}と名付けました。





(ラーグ・アンタルドワニの実演)





JS       ・・・・・・・・このようなものを聞いてしまった後には一体何を伺えば良いのでしょうか。


SVK     ・・・ありがとう。



JS      ある種の音楽やラーグとは静寂をもたらすものですね。(と頭を指す)


SVK      私達は演奏を聞いた後に自身に何が起こるのか経験すべきです。終わった後には拍手が起こりますよね。そこが要点です。聴衆は何処まで静寂を保っているのか。 その時彼らは内なる世界に引き込まれているのです。


JS     ではこのラーグでもその他のラーグの演奏でも聴衆が拍手する前に静寂を保った状態になる事をあなたは望んでいるのですね?



SVK     勿論です。なぜならその時に聴衆はまだ音と共に在ります。それに包まれるのです。その状態を私達は{シュニヤ}と呼びます。終わってもまだ内側に残っている夢覚めやらぬ状態です。


JS      来世でもサントゥールを演奏していたらどう思いますか?


SVK     私にとってこれは瞑想であり、祈りであり、


       そして・・・・・ 私の全てです。



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プロフィール

MitchieBlackmore

Author:MitchieBlackmore
20世紀末期からシタールを通じて
インド音楽を学んでいます。

98年からインドにてシタールをデバシーシ・サニャル氏、モニラル・ナグ氏に師事。2004年より自らも居を名古屋近郊に移し名古屋市在住のアミット・ロイ氏に師事し研鑽を積む。{銀の旋律}や毎年行われる門下生のコンサート{月音}等に参加。


甘党B型+α

どうぞよろしく。

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日時11月26日(日)開場17:00/開演17:30 入場料 1,000円(中学生以下無料)会場 揚輝荘(南園) 聴松閣 多目的室〒464-0057名古屋市千種区法王町2-5-17 地下鉄 覚王山駅より徒歩10分 主催 北インド古典音楽研究会 ご予約・お問い合わせ  fukusuke911@nifty.com (会場に駐車場はありません)

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