2017-11

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自信と笑い その壱

ジュジャール・シン(以下JS)

アート・トークを御覧のみなさん、今日はデリーの魅惑的な場所を背景にして放送します。ジュジャール・シンです。本日は世界的にも一流のシタール奏者のニシャート・カーン氏をゲストにお迎えしています。彼はイムラット・カーンを父に、ヴィラヤット・カーンを叔父として持つ代々音楽家として続く高貴な家系の7代目に当たります。ニシャート氏自身も既に名人の域に達しており、素晴らしいデモンストレーションを見せてくれることでしょう。ニシャートさん、アート・トークにようこそおいでくださいました。

ニシャート・カーン(以下NK)

お招き頂き光栄です。

JS    先週私達はこの建物の事を急遽耳にして今日はこのドームの建物をロケの場所に選びましたが気に入って貰えたでしょうか?

NK   デリーはいつも来ていますが、ここには足を運んだ事がありません。ロケの場所としても素晴らしいですね。

JS   あなたの父がイムラット・カーンで叔父がヴィラヤット・カーン、お祖父さんがエナヤット・カーンで祖祖父にイムダット・カーン、あなたの音楽家の家系は凄い人達ばかりですね。

NK   御存知の通り私はこのとても光栄な家系に産まれました。

JS   音楽家として生涯を捧げる以外に無いですね。(笑)

NK   選択肢はありません。(笑) 私達が知られる以前に代々そうして来たのですからね。

JS    あなたが3歳の時にお父さんから玩具のシタールをプレゼントされたそうですね。

NK   はい。とても小さい楽器でした。家の何処かからそれを出してきて私にくれた後、中身が見たい私は包装をはがしてみると、父はすぐに中身を隠してしまったのです。子供の適性を試していたのでしょうね。興味があったらそれが欲しいとねだるでしょうから。

JS   それは賢いですね。お父さんは子供の心理を熟知してますね。(笑)

NK   彼はとても良い先生です。

JS   7歳の時コルカタでステージデビューした時の話をして貰えますか。

NK   ワーオ!あれには驚きましたね。

JS   何を覚えていますか?

NK   とにかく華々しかったです。会場は聴衆で埋め尽くされていて父と叔父が一緒に演奏した後に父が「息子もここで演奏して良いですか?」と聴衆に問い始めて大喝采の合意の元に演奏したのです。

JS   それは予定に無かった事なんですか?

NK   全くありませんでした。(笑) 実はあの時父の姿勢を真似てみました。あの手が楽器の低音部に来る所とか。

JS   あなたは父だけで無く叔父のヴィラヤット・カーンからも教えを頂いていたそうですね?

NK   勿論です。ヴィラヤットカーン・サーブは父の先生でもありますし、彼は私達家元の長老です。叔父はコルカタに来た時や何処と場所を問わず私に会う時はいつも何かを教えてくれて本当に光栄な時を過ごしました。父は良い先生ですが叔父もまた私を祝福してくれた素晴らしい先生なのです。叔父はとにかく音楽を教える事には厳しい先生でした。

JS   ヴィラヤット・カーンが厳しい先生である事は私達の番組の取材でも知っています!(笑) あなたのお父さんはどうでしたか?

NK   そうなんですか? 私の父も厳しいと知られた人です。ある日夕方6時半に帰宅すると父の差金で何故か友人達が客間で私を練習させる為に座って待っているのです。(笑)私が13歳位の時のとても面白い出来事をお話しましょう。父をいつも怖がっていた私はよく彼に礼儀正しく挨拶して機嫌を伺っていました。ある日もう学校に行きたくなくなった私は部屋に戻って父に「もう学校には行かない」と告げました。父はとても怒って言いました。「良いだろう。学校に行かないならお前が本来学校で過ごす時間の全てをシタールの練習に費やしなさい」と。そうして私の学生時代は終わりを告げました。(笑) がっかりしたでしょう。あの頃の私が荒れている様子が想像出来るでしょう。しかし結果的には良かったのです。

 つづく

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プロフィール

MitchieBlackmore

Author:MitchieBlackmore
20世紀末期からシタールを通じて
インド音楽を学んでいます。

98年からインドにてシタールをデバシーシ・サニャル氏、モニラル・ナグ氏に師事。2004年より自らも居を名古屋近郊に移し名古屋市在住のアミット・ロイ氏に師事し研鑽を積む。{銀の旋律}や毎年行われる門下生のコンサート{月音}等に参加。


甘党B型+α

どうぞよろしく。

アバル・デカホベ

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ライブ情報

日時11月26日(日)開場17:00/開演17:30 入場料 1,000円(中学生以下無料)会場 揚輝荘(南園) 聴松閣 多目的室〒464-0057名古屋市千種区法王町2-5-17 地下鉄 覚王山駅より徒歩10分 主催 北インド古典音楽研究会 ご予約・お問い合わせ  fukusuke911@nifty.com (会場に駐車場はありません)

演奏依頼、リクエスト、その他問い合わせは下記からどうぞ。

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