2018-06

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原点回帰

ジュジャール・シン (以下JS)

JS アート・トークをご覧のみなさん。ジュジャール・シンです。

この50年古典音楽でも南のカルナーティック音楽で女性ボーカルの第一人者と言えばシュブ・ラクシュミですが、対して北のヒンドスターニー音楽での女性ボーカル第一人者と言えばキショリ・アモンカールです。唄うサラスワティとも称される方です。私達の番組に出演して頂けてとても光栄です。天才、キショリ・アモンカールさんです。今日は出演して頂きありがとうございます。あなたにこうしてテレビでインタビューするのは難しく思っていましたが。


キショリ・アモンカール (以下KA) ありがとう...。


JS どうして出演して頂けたのですか? あなたにはどことなく隠遁した人の様な雰囲気があるのですが・・・


KA さぁ...何故かは解りません。この話を受けた事に理由は無いのです。 ただ雰囲気的にあなたと話しても良いと思ったし、音楽について何か語ってみたかったのでしょう。望みとは日に日に失われてゆきます...。だからこの芸術について話をしたくなったのかも知れませんね。


JS  現代の著名な音楽家達があなたの事を天才と言っていますが。


KA  私は限られた時間だけを知っています。私自身が音楽家ですし、御存知のように私は音楽を神聖なものとして扱っています。

JS  ザキール・フセイン氏が「天才とは失敗を犯すものだ。何故ならいつも実験する者だから。決められた時間も間違えるし、天才が準備出来た頃にすべての境界線は既に越えられている。」とあなたについてそんな事を言っていましたが、そのインタビューをお見せしましょうか?


KA  そうですね。お願いしましょうか。

JS  分かりました。ご覧下さい。


ザキール・フセイン 「....が何かする時に全てはもって行かれてしまう。例えばキショリ・アモンカールがそう。彼女はそんな類の一人ですよ。ステージ上で見る彼女は...落ち着きが無くて、いつも全ての何かの悩みや痛みと葛藤していて、その時には彼女はどこか特別な悟りに既に達しているんです。私達までもって行かれてしまうんです。そんな事が出来るのは天才の証ですよ....。」



JS  あのザキール・フセインがあなたについてこんな事を言っているんですよ! どう思いますか?

KA  彼自身は本当に素晴らしいアーティストです。彼は本当に芸術に対して真剣で。彼が何をどう見たのか私は信じてみたく思います。彼は素晴らしいです。私は彼が大好きですよ。本当に。彼自身も天才ですし。天才が天才の事を知っている方が良いのでは無いでしょうか。そう思いますけど。

JS (笑) キショリさん。あなたの流派はジャイプール・ガラナとお伺いしています。伝統的な流派として技術的に完璧な所に焦点が当てられますが、あたなは同時に情緒的な部分にも焦点を当てられています。それについてのあなたの見解はどうですか?


KA  私は全ての芸術家は情緒的だと信じています。それが無ければ存在出来ません。


JS  あなたは音楽の極みは情緒的な内容によると考えているのですね?


KA  そうです。なぜなら全ての流派はかって{中堅}でした。しかし彼らは{中堅}を目的に使わなかったのです。そしてその目的とは情緒的な表現法...私はこれを音の言語と呼んでいます。だからこれらの音は感情を表現するものとして使わなければなりません。私は各々のラーグの持つ純粋な雰囲気を表現したいと思っています。情緒的な見地としての。


JS  キショリさん。古典音楽の原点はヒンドゥー教の経典の詠唱にあると言われていますが、あたなはこれらを現代にも復活させたいとお考えなのですね?御自身はどのようにこれらを試されているのですか?


KA  私は原点に立ち戻ろうとしています。御存知のように原点はヒンドゥー教の経典の詠唱です。しかし、かって人々はそれを神聖なもの抜きで音の言語として使おうとしました。それは純粋な音としてだけの言語なのです。しかしイスラム教徒が国を支配する様になってから、彼らはそれを{中堅}として使おうとしました。


JS   ムガール帝国時代の事を指すのでしょうか?

KA   そうです。ムガール時代の事です。

JS   そのムガール時代が使った{中堅}の意味とは何なのでしょうか?


つづく





















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